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2017/11/08

白い湯呑みの銀継ぎ

こんばんは。

今日は預かり物の白い湯呑みの修理をまとめてご紹介。
流れが分かりやすい様に使った材料と道具を並べて撮ってみました。

時間にして丁度一ヶ月分という事で、枚数が多いので畳みます。
恐れ入りますが続きを読むからお願いしますm(__)m



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2017/11/01

ご飯茶碗を金継ぎしてみよう その5 金蒔き~完成

こんばんは。

ここ2日位、訪問ができずにスイマセン。
仕事が終わるのが22時回ると、本当に物理的に訪問が間に合いません\(^o^)/オワタ
一日の娯楽は、タブレットで就寝前に読む漫画数ページだけ!みたいな状態が続いてました。
てな訳で休日にちょっと作業する程度で、進捗は牛歩状態。

ですが、これでご飯茶碗の方は完成です!正直見れた物では無いんですが、
まあ、初めてだしいいよねとか情けない事を言ってみますw


何はともあれ続きから。
前回、弁柄漆の塗りを一回やった所まで終わってましたが、
塗り→乾燥→研ぎ→塗り→乾燥→研ぎ→塗りの直後がこんな感じ。
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「弁柄漆を塗ってから、20分ほど乾かして金蒔きに入る」と手順書にはありますが、
全て塗り終えた時点で20分は経っているので急いで金蒔きに入る事に。
今回使った金粉はこれ。丸粉の三号。
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キットに付属していた金粉は消粉(磨いても艶が出ない)でしたが、艶を出たかったので、
磨くと艶の出る丸粉を選びました。三号というのは粒度で、細かい方から三番目という意味。
「しょうみいちがわら!」と読みたくなりますよね。・・・なりませんかね。





開封。純金なので高い訳ですが、それにしても高いです。一グラム9300円。
専用のヤスリでおろした後、粒を丸くする為に金槌みたいなもので叩くそうで、
多分歩留まりがすごい悪いんでしょうねぇ。金の相場の倍くらいの値段ですから。
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この有り難みのないターメリックみたいな粉がねぇ。と、不思議な気持ちでしたw





んで、上記の弁柄漆を塗り終えた所から、金粉を真綿に付けてそおっと載せていきます。
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使い回しで恐縮ですが、とりあえず蒔き終えた状態が、
前回記事の一番上の写真でした。
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3日乾燥させて、上から透漆を塗っていきます。
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そしてすぐさま綿棒などで拭き取ります。綿棒に漆がつかなくなるまで。
これが金固めで、漆にくっついているだけの金粉を、漆で固める作業。
これも数日乾燥させて2セット行いました。(写真撮り忘れ)




2セット終えたら数日乾燥させて、最後は金を研ぎます。
使うのはこちら。瑪瑙だそうです。そうでない時は鯛の歯でも良いとか。
最初は、「何が鯛の歯だよ格好つけてんじゃねえYO!」とか思ってましたが、
「削らないで磨く」のが重要みたいで、ツルツルした固いものが必要なんだと分かりました。
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磨き中なんかも撮り忘れていきなり完成。
ちなみに、ちょっと磨いた位だと艶は出ません。丸粉でボコボコしている表面を、
瑪瑙で潰して平らにする訳なので、結構な時間磨いてました。
それでもまあ、仕上がりはとても微妙です。
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内側のがキレイですかね。光を反射する位に磨かれてるんですが、
写真に撮ると全然見えませんなw これじゃ黄土色だ(^O^;)
これ、透漆の茶色が移ってるんです。金固めの際の拭き取りが足りなかったのかも。
もしくは白漆を使ってみるとか。ここも次回への大きな反省点ですね~。
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という訳で反省点しかない初めての(←言い訳がましく強調した)金継ぎでしたが、
今回はこれで完成にしました!

そして感想というか一つだけ言いたい事が。
もう純金粉は買いません。というのは、今回の茶碗一つで大体0.5グラムは使ってるんです。
これでもかとバラバラ金を蒔く訳で、貧乏人には心臓に悪すぎる!w

銀や錫を使うとかなりコストが下げられるので、
ここぞ!という時以外はそちらを使った方が良さそうですね~。

特に錫の方は、金色っぽい銀色で変わった色
(クレオスのGXチタンシルバーみたいな)なので、
どういう発色になるのかかなり興味があります(^o^)


とりあえず自分のお茶碗をやっつけたので、
次回は預かり物の白い湯呑みを、ダイジェストでまとめて記事にします。
恐らくそちらも来週には完成すると思いますので。
もう一つの預かり物の花瓶はまぁそうですね・・・気長にやっていきましょうか・・・w


では、今日はこの辺で失礼します。
2017/10/19

ご飯茶碗を金継ぎしてみよう その4 錆研ぎ~塗り

こんばんは。
だいぶ更新をサボってますが、作業は進めてます。本日も金継ぎ。
というかとっとと終わらせてドライブースを空けないと、ガレキの方の塗装に入れません(;^ω^)



前回、錆漆を盛った部分の続きから。盛り付けから3日位で完全乾燥したので、
彫刻刀と400のペーパーで研ぎました。





外側はこんな感じ。やはり、ぼこぼこしてるので難しいですねぇ。
それと、錆漆に混ぜる砥の粉は「砥石の粉」なので、もんのすごく切削性が悪いです。
非常に硬くて彫刻刀の刃が鈍りまくりです(;´Д`)
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ヒケやす穴を埋めたりして、何度か錆漆を盛り付け→乾燥→研ぎ出しを繰り返します。
これは3回めの盛り付け。いちいち乾燥に時間がかかるので、なかなか進みません。
ただ、薄~く、部分的に盛るとかなり早く乾きます。2~3回めは割りとサクサク。
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諦めと妥協の産物が出来上がった所で次の工程、弁柄漆の塗り。
その名の通りベンガラで着色されてます。視認性が良いから色がついてるんでしょうな。
これはメチャクチャ塗りやすかったです。エナメル塗料に似てますが、更に乾きが遅い感じ。
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外側。はみ出してる錆漆は、使用過程で取れていくんじゃないかなとか、
テキトウさ全開な感じです。
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あと記事にして2回くらいで、私のご飯茶碗は完成しそうです(^o^)
頼まれた白っぽい湯呑みも、1回めの錆漆まできてるので、いずれまとめて記事にします。
やはり二回目なのでかなり勘所が分かってきた感じ。




そして更に頼まれ物(;・∀・)
磁器の花瓶です。九谷焼?水が漏れるという事です。
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ははぁ。ゴッツいヒビが入ってます。倒したんでしょうな。
横倒しにすると、ちょうどこの辺りが当たる様です。
いっそ割れてて欲しかったw 
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水が漏れない程度のヒビを「にゅう」と言って、
テレピン油で溶いた漆を毛細管現象で染み込ませる方法もあるらしいんですが、
そういうレベルじゃないので割ってしまうことに。テキトウな角材を3本噛ませて、
横向きに入れた材を上から金槌で叩きます。ゴム手袋は滑り止め。
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ぎやあああああああ\(^o^)/オワタ
細かい破片が写ってませんが、予想を遥かに超えて10分割しました(^q^)
磁器は固いし、ヒビが4方向に入っていたのである程度覚悟してましたが、
収拾付かない程バラけてしまったwただでさえ大きくて難しいのに、これは大苦戦の予感。
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うわーどうしようかなといった所で次回へ持ち越しです。
とにかく早急に、私のご飯茶碗を終わらせてしまいましょう!

今現在同時に3つの陶磁器の補修をしてる訳ですが、
本当に模型を触ってる時間が全然取れなくなってしまったので(;・∀・)


毎度代わり映えしない写真ばかりで飽々してるかと思いますが、
今日はこの辺で失礼します。
2017/10/11

ご飯茶碗を金継ぎしてみよう その3 麦漆の研ぎ~錆漆


こんばんは。
本日は金継ぎ第三弾です。前回、麦漆にて接着してから3週間経ちましたので、
もう乾燥しただろうと次の工程まで進めます。


まずは現状から。ちょっと痛々しい感じにも見えるので苦手な方もいるかも。
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外はこんな感じ。
しっかり乾いてるみたいです。深い割れの部分を針でつついてもビクともしませんので。
こういう状態を、私の地元では「かんかつ」って言いますw
カッチカチに乾いているという事ですな。
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マスキング剥がしました。中はまあまあキレイかも。
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外は、結構マスキングの下へ漏れ出しています。
表面がザラザラなので、染みるんですな~(;´・ω・)
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彫刻刀などを使って内側のはみ出し部分を削ります。
内側は釉薬が掛かっているので、比較的簡単です。
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予想通り、外は結構たいへん。微妙に粘り気があるというか、
ガチガチながらもこびりつく感じで剥がれ難い!さすが古来から接着剤として使われるだけはあります。
彫刻刀に加え、スチールウールなどを併用して剥がしました。
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つまるところ、内側は釉薬があるから取れてしまいやすいのだろう?という事で、
次の工程の前に、シリコンポイントで釉薬部分を剥がしておきます。
少なくともそのままよりも食いつきは良くなるはずです(^o^)
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そして次の工程「錆漆」に入ります。これは、「薄付のパテ」みたいな感じです。
まあ、微妙にできちゃった段差やらヒケを埋めてやろうという事ですな。
砥の粉、水、透漆を混ぜて塗りつけます。
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固練りの方が、ヒケが少なく、強度も出るそうなのでバリカタで(笑)





ついでに、元々の欠けも補修しました。浅い欠けでしたのでこちらも錆漆で。
2ミリ以上の深さの欠けや部分的な欠損は「 刻苧漆(こくそうるし)」を使うそうです。
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さあて、またまた乾燥タイム!今度は4~5日とあります。
混ぜものが砥の粉だからか、結構乾燥が早いみたいですね。




・・・・「われたごはんじゃわんはなかまをよんだ!」
って感じでいつの間にか次のクランケが(;・∀・)


こちらの茶碗は、ギャラリーに展示されてた作家さんの作品という事で、
言わばちょいと良い所のお嬢様(?)みたいです。私のでは無く頼まれ物。
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何とも微妙な大きさで、ご飯茶碗と湯飲み茶碗の中間くらいの大きさです。
大きい湯呑みというよりも、小ぶりなご飯茶碗かなあ。
これも並行して進めていこうと思います。



ガレキの方は表面処理の一回目が終わるかなという所。
あまり書くこと無いんですが、どこかのタイミングで記事にします。
では、今日はこのへんで。
2017/10/04

ご飯茶碗を金継ぎしてみよう その2 麦漆接着


こんばんは。だいぶ間が開きましたが、
ご飯茶碗の金継ぎの第二工程、麦漆接着をやっていきます。
その名の通り、小麦粉と水と漆で、接着剤を作るんですな。


ちなみに乾燥までの保持(肉持ち性向上)の為に小麦粉を使うそうですが、
小麦粉が多いと固まらなかったり、弱くなってしまうので注意が必要だそうですよ。


てなわけで麦漆を作っていきます。
まずは小麦粉に、水を少しずつ混ぜて、耳たぶ位の固さにします。
耳たぶ位って分かりにくいよと思いましたが、実際やってみるとなるほどと思える感じw
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で、見た目で同量くらい、漆を混ぜます。
こちらも、少しずつ混ぜないとダマになってうまく混ざらないので注意。
混ぜるのを止めて、3秒位でじわりと漆が浮かび上がって来る位でジャストだそうです。
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んで接着する訳ですが、乾くまでの間に自重でずれてしまうため、
スタンドを適当に作っておきました。
そうじゃない場合は、器が汚れる覚悟でマスキングでぐるぐる巻きにすると良いとか。
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そして断面に、麦漆を薄く塗っていきます。ごくごく薄くです。
付属の竹べらがとても使いやすいと感じました(^o^)
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それと、余った麦漆をガラスか何かの透明な板に取って一緒に乾燥させておくと、
内部の乾燥具合が分かりやすくて良いそうです。
何に使ったか覚えてませんが、ちょうどプレパラートがあったので使ってみました。
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そして40分位乾燥させたら、接着!これでもかとグリグリ合わせてるうちに、
まわりがベタベタに(;・∀・)やはりマスキングは必須でした。
そして前回書きましたが、一番最初に断面をヤスリで均しておかなかったので、
断面のチリがずれました。ひどい所で0.2ミリ位ずれてると思います(^_^;)
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あとはこのまま、漆に含まれる酵素、「ウルシオール」が酸化重合しやすい、
25℃前後、湿度70%前後の環境で2~3週間放置します。
金継ぎスト(?)が使う、「室(むろ)」ってやつですな。


私の場合は電源を入れてないドライブースに、
湿らせたティッシュを入れるとちょうどいい位の環境になりました。
ちなみに加温する場合、40℃を超える温度が続くととウルシオールが不活状態になって、
二度と固まらなくなってしまうので注意だそうです(^_^;)


さあて、長い長い乾燥タイムですw
ちなみに本日10/4で、上記作業から丁度2週間でしたが、
一部乾いてない所があったので乾燥を続行中です(^_^;)
次の記事は・・・また来週ですかね~。





ちなみにガレキの方は全くと言っていいほど進んでませんwいやあ、9月は忙しかった(^_^;)
0時までに皆さんの所へ訪問できなかった時は諦めて、こんなの組んでました。
デスクトップアーミーのミレニア(β小隊)です。中身は3種からランダム。
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狙っていたスピアー(槍兵)が出ました。パッとお手軽かわいい!
ゲート処理もしてないパチ組みとも呼べない位の仕上がりですがw
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月初は仕事が少し落ち着いてきてるので、
次はガレキの表面処理の記事でも書きたいですね~。

では、今日はこの辺で失礼しますm(__)m


2017/09/27

ご飯茶碗を金継ぎしてみよう その1 漆固め

こんばんは。
ここ数日は帰宅が23時近かったりで、訪問ができなくてすいません。
やはり決算月は忙しいですなあ・・・。
徐々に汚れていく部屋に、余裕の無さが見てとれますw


さて、今日から、「ご飯茶碗の金継ぎ 」なんて変わった事をやってみようと思います。
普段使っているお茶碗がヒビが入ってるみたいで、叩くとモクモクとした音がします。
いっそ割ってしまって、以前から興味のあった「金継ぎ」で接合してみようぜという訳ですな。



さあて今回のクランケ(笑)のご紹介。
何焼きだのは全く分かりませんが、陶器の茶碗。
白磁のはあまり好みでないので、昔からこういう茶碗ばかり使ってます。
高い茶碗を買うと何故かすぐ割ってしまうので、そんなに高くないやつです。
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思いっきり手で開くとバラバラに。力はある方ですが、結構硬かった(^_^;)
・・・えぇ・・・そんなにバラバラになる?って位割れちゃいましたが、
まあいいでしょう。やりがいがあるってもんだ!
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んで、修理に使う金継ぎですが、キットが出ていたのでそれを買ってみました。
こんな感じ。
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中身は使用過程で紹介しますが、こんな感じ。
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今日は第一工程の「漆固め」を。割れた断面に「透漆」を塗って、
陶器に染み込ませようという作業です。
まずはマスキング。ツルッとした磁器だと、はみ出しても後から拭き取れますが、
陶器はそうはいかないので、初心者には必須らしいです。
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で、塗っていきます。多目に塗って、5分位であらかた拭き取るように筆で取ります。
ティッシュや綿棒だと、繊維がくっつくので注意。そしてかぶれるので手袋必須です。
これはとりあえず多めに塗った写真。
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多すぎた漆を筆で拭き取って、乾いてきた所。環境が良かったので40分ほどで乾きました。
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本来はこの作業の前に、割れた断面やエッジををダイヤモンドヤスリやペーパーで
均すんですが、私はここをサボって現在痛い目を見てます。絶対やった方がいいです。

次の工程の「麦漆(接着剤)」にて、断面に麦漆が乗るので、厚みが余分に必要なんです。
なのでここをサボると、次の工程で割れた断面がピタッと合わなくなります(^_^;)
今現在、第二工程の接着後の乾燥中状態ですが、指触にて接合部に段差があります(;・∀・)
早くも暗雲がw


とりあえず今日はここまで。
何せ完成までに1~2か月掛かるので、記事の録り貯めがほぼ無いのです(´・ω・)
それと、後で自分で見返す時に、一工程ずつ記事になってた方が分かりやすいので。



では、今日はこの辺で失礼しますm(__)m